7回目は「ラージャヨーガ」と
「ヨーガとストレス・マネージメント」に
ついて勉強しました。
ラージャヨーガは
カルマヨーガ、ギャーナヨーガ、
バクティヨーガなどすべてのヨーガを
含んでいるので、
「王様のヨーガ」と言われています。
木村先生はヒマラヤの奥地で
実際に修行をなさってきて
今も毎年行かれているので
今回の講義もたいへん興味深いものでした。
いろいろ話していただいたけど、
印象的だったことを
メモ書き程度にのこしておきます。
インド人はもともと
記録を残さなかったらしいです。
なぜなら、輪廻転生を信じているので
また生まれ変わった時に
同じことに出会うと思っているからです。
なので、物は持たずに
知恵を頭の中に叩き込んでいました。
そこでたくさんの格言が生まれました。
紀元年300年ごろ、その格言を
まとめた人がパタンジャリ大師です。
その人が書いた本が
「ヨーガ・スートラ」です。
この本をはじめて手にした時は
なんのことやらさっぱりわかりませんでした。
それもそうですよね。
格言集なのですから。
そこで丁寧な解説、解釈を聞き、
先人の知恵を正しく理解することが
大切です。
「犬も歩けば棒にあたる。」とか
「清水の舞台から飛び降りる。」と
聞いても
聞いただけでは理解できないのと
同じです。
ヨーガ・スートラは第4章まであるのですが
第1章のサマーディ・パーダ(三昧章)が
大切であると言っていました。
ヨーガとは神様と一体化していくものなので
悟りに到達するには三昧の状態がどうしても
必要なのです。
三昧とは物と一体化することです。
イチローは毎日の素振りを休まずやることで
三昧の状態を作り、あの悟ったような
精神的なプレーができるわけです。
毎日毎日試合だけをしているのではありません。
そしてその単純な作業の繰り返しが
実はリラックスの貯金になるのです。
私でいったら、ゴボウやにんじんを切っている時の
あの単調な軽やかな音を聞いていると
ある種の三昧状態になり
リラックスしてくるのと同じかな。
第2章では修行の仕方が書いてあり
その中の一つに
アーサナのことも書かれています。
身体にストレスをかけることで、そこからのリアクションを
意識化して自分のからだをつかって
モニタリング(バイオフィードバック)をするのです。
ですから、ヨガは体が硬い人の方が
ストレスがかかりやすく向いています。
柔らかい人は簡単にアサナができてしまうので
意識化するために少しずつ
むずかしいアサナをとるようになって
結果的に体も柔らかくなっていくのです。
むしろ、アーサナはしっかり座れるように
なるための準備体操で
座法を身に付けてからの
瞑想(自己意識化)が重要なのです。
ヨーガの8部門の中に
禁止事項が書かれていますが、
それを守ることで自分の外向きの心がわかります。
反対にお勧め事項
(清浄・知足・苦行・聖典読誦・神様への帰依)
もあるのですが、
世間と自分とのかかわりにおいて
自分がどういう人間だったかチェックできるのです。
要するに、あらゆることが気づきになるのですね。
そうやって自分の内部からの情報に
耳を傾けることがとても大切です。
これは認知行動療法ともいわれます。
自分の心と体を働かせているプラーナ(エネルギー)は
宇宙間のすべてのプラーナの中で、
自分に最もちかいものです。
この小さなプラーナを制御できれば、
すべてのプラーナを制御しうることを期待できるそうです。
プラーナを、心の働きで制御しようと試みる分野が
ラージャ・ヨーガなのです。
だから、何物にも動じない心を作るために
ものすごく過酷な修行を積み重ねなくては
なりません。
続きはまた後日。
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